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里山の暮らしの中心 田麦山集落(ムラ)

沖田全景

沖田全景


田麦山ロードレース

田麦山ロードレース

田麦山八景 その四

 盆地状の地形に人家・屋敷や田んぼ、畑、川、鎮守、杉林、雑木林などが入り組んで独特の農村景観が広がります。米づくりの拠点、沖田んぼ(沖田)は、太平洋戦争最中に農兵隊により整地されたもので階段状に美田が広がります。
 人家の近くにホタルの生息地も多く、多様な生物が生息します。そして自然と共存し暮らしを営む知恵が田麦山の歴史と伝統を培ってきました。
 毎年行われるロードレースとクロスカントリーには外から多くのランナーが駆け付け、ムラの中を駆け抜けます。


広大な農地 縄文中期の遺跡 岡平丘陵地

岡平 畑地

岡平 畑地


岡平 畑作業

岡平 畑作業

田麦山八景 その三

 ムラの北側、岡平丘陵地は平坦で畑地が広がります。かつて土器、石器などが多数出土し縄文時代中期と云われる岡平遺跡があり、古より自然と共存した人々の暮らしの営みがうかがえます。丘陵地の一部は、昭和13年まで小学校の校舎や運動場があり子供たちの学びの場でした。
 農地、農業体験の場としての活用はもちろんですが、空間的な広さは星空観察の適地ともいえます。冬季にウサギ、タヌキ、カモシカなど野生動物を観察できます。


豊かな生態系といのちを育む 田中峠のブナ林

ブナ林入り口

ブナ林入り口


ブナ林の紅葉

ブナ林の紅葉

田麦山八景 その二

 田中峠のブナ林は、雪国特有の白い樹肌と、深い雪に耐えまっすぐに伸びた木々が美しい空間を形成しています。林の中は「サクサク」とした落ち葉の感触が心地よく、早春の芽ぶき、春の新緑、夏の深緑、秋の黄葉と、四季折々に感動を与えてくれます。林床にはユキツバキなどの低木が生え、落ち葉は養分を蓄え、ブナの新芽や花、実は様々な生き物を育みます。林の中を下ると涸れることのない湧き水があります。夏にはここでコンサートが行われています。